「大山女性の会」から誕生した「たんぽぽ」

 1985年に鳥取県女性問題地域推進会議ー大山町推進委員会として発足、後に任意団体『大山女性の会』になりました。男女共同参画社会実現を目的として様々な研修事業を続けています。

 そして2003年に女性達が気軽に、なんでも話せる場所として『たんぽぽ』を立ち上げました。たんぽぽの名前には1人1人が大切にされる社会になるように、誰1人として取り残されない社会になるようにとの私たちの想いが、たんぽぽの綿毛に乗って皆さんのところに広がっていくようにとの想いが込められています。

“とんでいけ とんでいけ たんぽぽの綿毛のように、
私たちの想いを乗せて 野山を超えてあなたのところへ・・・・
やがて大地で芽を吹き根を張って、希望の花が咲くように。”

「たんぽぽ」の活動

 たんぽぽでのおしゃべりの中から、自分たちの周りにも女性の問題だけでなく男性のこと、子どもたちのこと、親のこと、障がいのこと、差別のこと、環境のことなど沢山の問題があることが分かりました。

 そんな中で、会員さんの熱意と努力が実を結び、2019年4月NPO法人YSSだいせん、更に『就労支援B型作業所』が立ち上がりました。配食サービス、サロン、大山土産『大山古道』他の製造販売に頑張っています。

 さらに女性達のエンパワメントを生かすことを目的に、新たに事業を立ち上げました。大山土産せんべい『大煎』(だいせん)、おばあちゃんの花ふきん、山菜を使った商品開発、地元産の米や野菜を使った加工品、菓子等を開発、製造販売にチャレンジしています。

YSSだいせんhttps://www.yssdaisen.com

 現在「大山女性の会」メンバーは20名、30歳代~80歳代までの多彩な人材が集まっています。大山女性の会の事業のみならず、大山町の各種委員会や事業の役員を兼ねているメンバーも多く、学んだことを生かしてそれぞれに努力をしています。

 今後も一人一人を大切に、どんな問題にも寄り添っていくことが出来る団体であるよう、仲間を増やしながら活動範囲を広げていきます。